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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
瀧音能之 (駒澤大学文学部歴史学科)
저널정보
한국일본학회 일본학보 일본학보 제133호
발행연도
2022.11
수록면
209 - 220 (12page)

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古代の日本列島に、朝鮮半島の中に存在した国名を冠した郡が設置されていたことはよく知られている。すなわち百済郡・新羅郡・高麗郡の3つである。これらの郡が、いつごろ、どのような事情で成立したのかについて考察することは、日本古代史のみならず、東アジア交流史にとっても興味深いことといえる。 こうした問題意識によって、百済郡・新羅郡・高麗郡の3つについて分析を加えた結果、設置された場所から、百済郡と新羅郡・高麗郡との間には明らかに相違がある。すなわち、百済郡が摂津国に置かれたのに対して、新羅郡と高麗郡とは共に当事、辺境だった武蔵国に設置されている。このことの理由は、やはり、日本と百済・新羅・高句麗との関係性によるものと考えられる。 また、百済郡をみると、郡内に東部郷・西部郷・南部郷の3郷がみられる。これらの郷名は、一般的にみられる自然地名とは思われず、何かしら機械的な印象を受ける。これら3郷の名称については、かつて百済の五部制に倣った者であるということがいわれていたが、いつしかあまりいわれなくなってきている。しかし、郷名の由来を考えるとき、この五部制については、再考の価値があると思われる。 さらに、新羅郡・高麗郡の設置にさいして多くの僧尼が入植している。この点については、古代の僧尼が技術面における知識を有しており、開発のさいにそれらの技術を期待されていたと考えてもよいのではなかろうか。

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