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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
저널정보
한국일어교육학회 일본어교육연구 일본어교육연구 제37호
발행연도
2016.1
수록면
101 - 117 (17page)

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教育の社会的な機能には、社会統制の役割が大きく、直接的に国家構成員の統合に及ぼす影響は大き いものといえる。そこで、近代日本は「近代国家」への統合および発展手段として教育を重視し、その道 具として教科書を積極的に活用してきた。特に近代日本において、国民意識を作り出す装置として初め て活用されているのが1886年に文部省が編纂した検定教科書『尋常小学読本』であり、教科書における言 語は思想伝達する役割を果たしていたため、当時の教育理念を窺えるのに恰好の資料といえる。 『尋常小学読本』は修身·地理·歴史·理科などの題材に分け、諸分野における知識や意識を談話体で示 すにことによって容易に習得できるようになっている。また、個人·家庭·學校·社会·国家へ、個人的周辺 的具体的な事柄から抽象的概念的国家的世界的な事柄へと児童の発達段階を考慮に入れた、段階的で発 展的な構成になっている。つまり、量的にも、内容的にも、語彙的にも、題材の配列の面においても、学 習していくうちに自然と近代国民としての使命感や国民精神が涵養できる、いわば「国家主義の教育」が 実現されているものであり、これは以降の日本の近代教育や教科書に大きな影響を及ぼすこととなる。

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