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저자정보
저널정보
대구사학회 대구사학 대구사학 제95권
발행연도
2009.1
수록면
41 - 71 (31page)

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この研究は、加耶の仏教伝来問題を考える上で懸案となっている󰡔三國遺事󰡕の王后寺の建立に対する記録を検討し、金官加耶の仏教と諸般宗教との関係について考察したものである。 金官加耶の銍知王が王后寺を建てた場所と伝えられるところは、首露王と許黃玉が初夜を過ごした処で、両始祖の結合は当時の人々には生産と豊穣の象徴として認識され、そこには祭祀の儀礼が行われたと推定される。崇拝の対象が王ではなく王后であったのは、女性が生産の象徴で司祭として活躍したからであっと思われる。銍知王が建てたのは寺ではなく、許王后のための祠あるいは神社であったと見られ、このとき建てた祠の名称は‘首露王夫人’、または‘世祖母’を名乗ったものであったと見られる。 銍知王代には多数の祠の建物がたてられたが、これには4~5世紀の鉄器の幅広い普及との関係がある。この時期には生産力の発展と共に、建築技術が発展し、各地に祠を建てるようになったと見られる。王后寺の創建の話もこのような歴史的背景と関連すると思われる。 ‘首露王夫人祠’から寺へと移り変わったのは新羅中代の時期で、首露王婦人は佛と共に寺の女神として安置されたと思われる。これは‘神佛習合’の一つの事例として見ることができる。 一方、仏教以前の加耶人の信仰は、鬼神、天神、祖靈、山神、海神、また、生産の象徴である女神(神母、聖母)などが信仰の対象とされていた。岩や樹などのアニミズム対象物、牛のような動物なども特別な存在として認識されていた。それぞれの信仰物に対して行われた信仰の行為は、特定の宗教のもとで行われた排他的信仰行為ではなく、総合的自然宗教の形で存在していたと思われる。この信仰のため所々に祠(神社)があったのである。 仏教の場合、󰡔三国遺事󰡕に寺の建立の記録が載せているのにもかかわらず、金官加耶の仏教伝来問題は現存資料上では明らかに認めるのは難しい。大加耶に仏教が伝えられた経路は、5世紀後半南齊から入ってきた可能性があれば、百済との交流で伝来したことも考えられる。また、新羅から入った可能性もあるが、大加耶の王室を中心に仏教が一番直接影響と受けた時期は新羅との婚姻同盟前後だと見られる。 阿羅加耶や多羅国の場合も仏教に関連したものであると判断される遺物があって、少なくとも仏教に関する知識が入ったと言えるが、仏教が伝来して宗教として社会に広がっていたと言えるまでは及ばない。

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