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논문 기본 정보

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학술저널
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저널정보
단국대학교 일본연구소 日本學硏究 日本學硏究 제30권
발행연도
2010.1
수록면
215 - 230 (16page)

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大江健三郎の文学世界におけるキーワードとして、「障害を持った息子との共生」を欠かすことは出来ないと思う。それほど息子の存在は大江の人生と文学に大きな影響を及ぼしたからである。そして、障害者である息子との共生を主題として描いた代表的な作品と言えば、『個人的な体験』(1964)と『新しい人よ眼ざめよ』(1983)を挙げることが出来る。本研究ではこの二つの作品を比較ㆍ分析することで、大江健三郎の小説における父子の関係とその紐帯について考察した。考察した結果、『個人的な体験』では父子の緊密な関係が外貌や習慣の類似性という視覚的なイメージを通して表れていることがわかった。これに対して『新しい人よ眼ざめよ』では、父親としての責任感または罪の意識に基づいた想像力によって父子の関係がより強く結ばれていた。また、父子の関係が現実の世界を越え、魂や再生への世界へと展開していることも指摘できる。このような展開の背景には、再生を通して息子との共生を希求する作者大江の懇切な願いがあると思われる。

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