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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
저널정보
한국일본언어문화학회 일본언어문화 일본언어문화 제48호
발행연도
2019.1
수록면
173 - 194 (22page)

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韓国に流布した瘤取り爺さんの話に登場する善良なお爺さんと悪いお爺さんの顔についた瘤の位置は、右の方が左より1.6倍程度多い。日本の2:1より右の方が少ない理由として、意図した変容および意図していない混同の両方ともあげられる。また、日本で右の瘤のほうが多いのは先行説話集の影響によるところが大きい。また、悪いおじいさんの瘤が左の顔についている理由として、身体の左における欠如に対する否定的な観念が働いた可能性が考えられる。 次に、旧朝鮮総督府の博物館の天井に描かれた、笛を吹く天女の図像において、笛の方向が一般的な笛の方向である右ではなく左である理由として、朝鮮における笛の演奏時の方向をわざわざ左に変えた可能性が図像資料から窺える。韓国の図像では左右の混同および変容がよく発生したのに対し、日本では一切そのようなことが起きなかった。そしてその結果、韓国の図像では笛の方向が左であるケースがよく現れたが、日本の図像では笛の方向はほとんど右であった。 日本で韓国のような左右の混同および変容がほとんど起きなかった理由としては、絵師の想像力が笛の一般的な方向である右の方を向いた笛のイメージを量産し、左方向を向いた笛の図像イメージの発生を抑制したためであると考えられる。そしてこうした両国の相違は、図像文化が相対的に発達した日本では図像における笛の方向が右に固定したのに対し、韓国ではそのようなことが起きなかったためではないかと考えられる。

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