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동서대학교 일본연구센터 차세대 인문사회연구 차세대 인문사회연구 제1호
발행연도
2005.1
수록면
421 - 439 (19page)

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近代日本草創期に活躍した女権家佐々城豊寿を再考すること、また同時に彼女の活 動の問題点を指摘し、それが近代日本の女権主義の問題として捉えたときどう評価す るべきかについて言及し、「男の視線によって、女が女を価値づけるJというパラダイ ムの存在を顕在化させることが本論の目的となる。本論の目的は第l章において述べ、 第7章においてその結論を展開している。 具体的な展開として、第2章において佐々城豊寿研究の現状と近代日本文学におい て語られる彼女のイメージについて振り返り、それらは佐々城の評価として充分では ないということを指摘する。この点を受け第3章ではフェミニズ‘ム理論やジェンダー の視点から彼女の活動を再考する。彼女の行なった活動としてここで取り上げるのは、 矯風会の土台づくり、廃娼運動、妻の財産権や男女のパートナーシップの主張、「女性 自身が語るということ」の主張である。一連の活動を再考することにより、佐々城豊 寿は近代日本の女性解放史上、再評価されるべき女性であることを確認するのである。 第3章の考察により再評価を行なったが、一方で佐々城の女性を解放するための活 動は、別の女性を差別化する要因を苧むものであった。すなわち妾としての経験を持 つ佐々城は、妻となって後、妾を排斥する視点をもって活動を展開していたのだ。こ の点を第4章で指摘し、彼女のライフストーリーを追いながらその問題の一因を考祭 することを第5章と第6章において行い、「男の視点の中で女が女を価値づける」とい う近代におけるジェンダー構造の一端を可視化させることを試みる。

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