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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
저자정보
안정애 (부산외국어대학교)
저널정보
대한일어일문학회 일어일문학 日語日文學 第46輯
발행연도
2010.5
수록면
261 - 275 (15page)

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近松作『用明天皇職人鑑』(?永二年)は、竹田出雲が新しく座元につき、近松を??座付き作者に迎え入れ、新しい竹本座の?足を祝って書いた第一回目の作品である。?容の本筋は、??を擁護する花人親王と外道(??以外の?え)を奉じる異母兄?山彦王子との?立を中心に、最後は花人親王派が勝利するというものである。特に、二?三段目における〈母の身替り〉手法や、?曲『道成寺』を取り入れた〈鐘供養の場〉のからくり的な要素は高い評?を得ている。小論では物語の?組みの中に入れ子型構造として編み?まれている―花人親王の?臣である諸岩が?き起こす―〈母の身替り〉を中心とした悲劇を『道成寺』悲劇の延長線上で考察したい。まず、人物造型による悲劇的展開になる類型を確認し、次に『道成寺』悲劇の構造を〈母の死〉をはじめ、〈母の死〉による連鎖的結果として兄兵藤太の出家といった物語の展開に?して再?討していきたい。
その結果、古典の〈やつし〉の人物とそのヒロインの人物造型における?善懲?の類型は絶?性を消失される。?であった『道成寺』の女を反?してつくられた「諸岩の妻」の?奇な悲劇は、蛇?となる女の悲劇という古典の?組みによる制約はあるものの、同時代の共感を生むリアリティが加えられた斬新な試みであるといえる。それは悲劇をより?幅させることとなり、そこに先行芸能の新たな取り入れ方として「諸岩の妻」の善を?へ?え、兵藤太の?を善へと?えた近松の作劇の新鮮さが注目されるところである考えられる。そして、古典の近世化という?点から本作の悲劇の方法論において注目すべきところは、〈死→出家→瑞夢〉へと?がる前後の段構成における悲劇の有機的な構造が手法化されたということである。
つまり、『用明天皇職人鑑』では、各段の手法?筋が、?片的な見せ場にとどまらず劇全?において機能する。母の死に?ぐ兵藤太の出家、そして夢によって引き上げた鐘の供養は、?に悲劇を構成する要素であっただけでなく、同時に『道成寺』の悲劇という古典の世界の本質を引き出すめの一種の作劇方法なのである。

목차

〈要旨〉
1. はじめに
2. 男女間の?愛事における人物の類型
3. 悲劇の新たなる構造
4. 結び
?考文?

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