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논문 기본 정보

자료유형
학술저널
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저널정보
동아시아일본학회 일본문화연구 일본문화연구 제16집
발행연도
2005.10
수록면
419 - 440 (22page)

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井伏?二は「くったく」という言葉をよく用い、「物悲しさ」や「絶望」等を表現しているが、多くの硏究者は井伏の初期作品に現われている苦惱の內實の一因を大正時代によるものであるとされてきた。ところが、井伏の「くったく」は一生を貫いていると考えられる。それは限られた大正時代との關連だけで結論付けられないのではないか。井伏の「くったく」とは何か、その原因を明らかにするために、作品を書き始めるまでの井伏の生い立ちやそこでの傷痕的?驗、また作品活動を始める時の井伏の文學的な立場などを考察してみた。
井伏は、「流行に潛む矛盾に驚く性質」こそ近代であると定義し、また「現實の暴力に對抗する」ことであると指摘していたように、常に時代の流れに迎合せず、相對的であろうとしたのが分かる。その道は鬱屈であったろうし、「天涯の孤客」のような孤獨を抱かせたろう。井伏の「くったく」は、限られた大正時代との關連だけで結論付けられないのではない。それは作品を書き始めるまでの井伏の生い立ちやそこでの傷痕的?驗、また井伏の小品を考察してみた結果、井伏の文學的な立場は次のようである。
現實遊離のイデオロギ?ではなく、身近にいる庶民の生活を直視しようとした井伏の文學的立場が、日本の近代の矛盾と衝突しながら、作品に鬱屈や絶望を顯わにしながら、生活への希望を見出そうとしたのである。この初期の井伏の文學的立場が七十年間の文學活動でどのように現れていくのか作品を通して具?的に追跡していくのが大事であろう。

목차

はじめに
第一章 井伏?二の生い立ちと靑春
第二章 イデオロギ?に抗して
おわりに
參考文獻
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